11日に起きた地震から5日目になりました。
被害の報道を見て驚きと悲しみを感じるばかりです。
海沿いの甚大な被害は目を覆いたくなります。
うちの昔からの患者さんも海沿いの方がいますので
無事を祈るばかりです。
地震発生時、午後の1人目の患者さんの治療が丁度終了したところでした。
これが抜歯やインプラントなどの外科処置中でなかったことだけは幸いでした。
数日前にも地震があったので、まただ!と思いましたが
今回は本当に揺れてる時間が長かったです。
すぐに停電になり、これでもかってくらいに揺れました。
ビルが築40年前後なので崩落して死ぬんじゃないかと本気で思いました。
診療室内にある機材が倒れなかったのが奇跡です。
被害は物が少し落ちる程度と、内装が一部破れたくらいでした。
なので昨日から診療してます。
(患者さんはほとんど来ませんが・・・)
地震直後、ビルから退避するよう誘導があり外に出ると
かなりの人が既に路上に出てきていました。
ビル街なので落下物に備え中央分離帯に避難していると
強い余震が続きアーケードがゆらゆら揺れるのが見えました。
ビルの外壁には亀裂がはいり、近くのビルでは外壁が落下していました。
1時間くらい中央分離帯に非難してましたが、その間中消防のサイレンが響き渡り
上空にはヘリコプターが飛来して緊迫した状況に。
しばらくすると轟音が響き渡り、戦闘機までが飛来していたようです。
(翌日の新聞によると空自がF-15を偵察で飛ばしたとのこと)
ビルの安全が確保できないとのことで、仕事を切り上げ帰宅することに。
仙台にこれだけ人がいるのかって思うくらい、徒歩で帰る人の列が続きます。
会社によってはヘルメットを準備しているらしく、被っている人が結構いたのにも
ビックリすると同時に感心しました。
道路は信号機が消えてるところがあり、車は大渋滞です。
停電の中、コンビニに買い物に行くと真っ暗な店内は人でいっぱいでした。
缶詰などの食料品や電池は既になく、スナック菓子などを買うのが精一杯でした。
真っ先に閉めるスーパーがあるなか、懐中電灯片手にレジを打ってお店を開けていた
北4のデイリーストアには感謝です。ホントに助かりました。
地震翌日の朝9時前には県庁付近に警視庁のパトカーが配置され
警視庁の警官が交通整理をしていたり、いたるところ自衛隊の災害派遣の
車両を見かけたり、様々な県の救急車が応援に来ているのを見ると
全国から支援を受けいてるのだと心強くなりました。
また、電気や水道、ガスの復旧にも県外の業者の方々が
続々と来てくださっています。
きっと夜通し緊急交通路となった東北道などを走って来てくれたのだと思います。
疲れている中、支援してくださって本当に感謝です。
特に、最初に警視庁のパトカーを見たときは感動しました!!
住んでいる地区の水道は大丈夫だったのですが、電気は2日目の夜に復旧しました。
他の地区は水道、電気ともにまだ復旧していないところがあるようです。
ガスは最短でも3週間以上、復旧までかかるみたいです。
携帯や固定電話は依然つながりにくいです。
メールは2日目からほぼ大丈夫です。
場所によってどこの携帯会社は繋がり易いとか、圏外とか偏りがあるようですが、
周りの評判ではドコモは評判が良く、〇〇はつながらないとのことでした。。。
現在、仙台市内の主なお店は、ほとんど食料がない状況です。
ガソリンも不足しており、3~4時間並んで1台10Lまでなどの
給油制限が掛けられています。
緊急車両にのみ給油を行っていたスタンドも在庫がなくなって
閉めている所もありました。
友人の勤務する石巻の病院、昨日の時点で患者さん職員併せて
600人近くが孤立しているそうです。
まだまだ救助を必要としているところがたくさんあります。
友人のお父さんが鮎川の病院で働いているのですが、
いまだ連絡が取れておりません。
津波の被害が大きかったところなので非常に心配です。
さらに被害がひろがりそうですが、
福島の原発が大変なことになっていて心配です。
国は隠さずに情報を開示して欲しいと思います。
情報はテレビとラジオからほとんどを得ていますが、
民法のワイドショーみたいな被災者へのインタビューは
見るに耐えないので止めて欲しいです。
ちょっとした部屋のきしみの音に敏感になっています。
緊急地震速報のアラーム音聞くと、ビクッとなります。
余震、怖いです。
いつもなんか揺れているような感覚が抜けません。
いろいろな方に心配をしていただき、支援されていることを
感謝しています。
早く余震が収まり、1日も早い復興を願っています。